【無意識な復讐】家族トラブル①

【無意識な復讐】家族トラブル①

 「劣等感を克服できた」と思っていた人の中の、ごく一部なのですが、意識の下に眠っていた劣等感のトラウマを、無意識の内に解消しようとして、自分の劣等感を知る人や、当時の自分を労わってくれた人を言葉で攻撃し始める場合が有ります。
 しかも困った事に、攻撃行為が周囲にバレにくい肉親(特に大人しいタイプ)に、鉾先が向く事が多いのです。

 

 秘密を知っている人の評価をおとしめ、周囲からの信用を失わせる事で、万が一、自分の劣等部分を明かされても、周囲がその話を信じない様に、巧妙な罠を仕掛けるのです。
 しかも、それは本能的な行動なので、実行している本人には自覚が有りません。意図的に画策している訳ではないのです。

 

 攻撃を受けた側は、ビックリします。辛い目に遭っていた人を懸命に応援したのに、数年後に、いきなり酷評や悪口を言われれば、面喰ってしまいます。驚いて抗議しても、「正当な事を言っているのに、聞き入れない頑固者だ」と、逆に攻撃をエスカレートさせて来ます。

 攻撃された人は、理不尽さに呆然とし、気落ちし、状況によっては鬱状態に追い込まれてしまう事も少なくありません。心当たりが無いのに、自分を全面否定されたショックに、耐えられないからです。

 

 『無意識な復讐』と書きましたが、劣等感を抱えた人が本当に復讐したい相手は、実は別の手強い相手なのです。しかし当人の本能は「代用品でも構わない」と感じているので、攻撃し易い、優しいタイプの肉親を標的にして、モヤモヤを晴らす方が、手軽で好都合なのです。

 

 いずれにしろ、心当たりが無いのに言葉で攻撃された人は、一刻も早く原因を突き止めて、心の安定を取り戻しましょう。

 由庵では、ジックリお話しを伺い、人間関係と各自の心理状況を確かめ、相手の行動の原因を、当日内に解明できる様に努めます。
 ただし、今回の様な複雑なケースは、少なくとも1時間以上のご予約が必要と思われます。

 

 なお、心療内科を受診すべき状況のご相談者には、複数のクリニックをご案内しますので、気の合う先生に出会えるまで、探す事を決して諦めないで下さい。
 また医療機関の場合、相談を担当する臨床心理士さんの1回の時間は、長くても50分位なので、解決までには、ある程度の回数が必要と思われます。